CATEGORY:ガバガバ考証
2014年02月06日
1枚の写真から
皆さんお待ちかね「一枚の写真から」のコーナーがやってまいりました!
第17回目となる今回のテーマは「降下猟兵」です。
(この記事は素人のいい加減な考証によるもので資料的価値はまったくありません)
まずはこちらの一枚から
ドイツ空軍降下猟兵のOberGefreiter(伍長勤務上等兵)ですな
空軍の階級は襟のガル(かもめ)が多いほど偉くなります。
まずは首周りから見ていきましょう。
襟にチェックのスカーフを巻いてますね。
礼装などネクタイを着用する際は、もちろんフリーガーブルゼ(空軍の基本の勤務・野戦服)の下にシャツを着用することが義務(礼装時は白、そのほかはライトブルー)とされていましたが、戦闘時には下に下着のみということもありました。その際に首がウールでチクチクしないように、防寒のため、またはオシャレのためにスカーフを巻く例がありました。写真のチェック柄のほかに白布、水玉模様、パラシュート生地を使ったものなどいろいろ存在します。ドイツ人ってやっぱオシャレなんすねぇ~
そして二級鉄十字章リボン。これは規定だと第二ボタンホールに通すことになってますが、フリーガーブルゼは隠しボタンとなっているため本来第二ボタンホールが存在するであろう位置に角を折り込んで縫い付けてあります。二級戦功十字章リボンや東部戦線従軍章リボンなどそのほかのリボンも付け方は同じです。
次は頭です。
M43規格帽をかぶってますね。これはそれまでに支給されていた略帽に代わって1943年から支給されるようになったものです。空軍はこの二つボタンのタイプのほかに、一つボタンのタイプも存在します。このボタンはおそらく金属製でしょう。
最後に左胸を見ましょう。
リボンバーを付けてます。これは東部戦線従軍章リボンですね。これは1941年から1942年にかけての冬期戦に参加したドイツ及び枢軸軍将兵及び民間人に与えられた勲章です。詳しく書くとこれだけで本が一冊書ける量なので割愛します。お兄さん許して 指が壊れちゃうわ♨
このリボンはボタンホールに付けることが多いのですがこの例のようにリボンバーとして左胸に付けることもありました。位置としてはM36野戦服等の4つポケットの左上のポケットの蓋の上と同じ場所です。
そして左のワシが急降下しているデザインの徽章が空軍降下章です。この徽章は、降下訓練終了後に授与されたが、1944年5/2には、1回の降下作戦に参加した場合にも授与されるようになります。降下猟兵の必須アイテムですね。
中心ちょっと下についているのが戦傷章、おそらく黒章でしょう。1939年章であるとおもわれます。戦傷章に関しても長くなるので割愛します。
そして右のが歩兵突撃章、これは陸軍の戦功章です。この戦功章の授章対象者は、自動車化されていない歩兵部隊、もしくは山岳猟兵部隊に所属し、軽歩兵兵器を使用して戦闘に参加した者のなかで条件を満たした者に授章されました。条件は割愛です。
なぜ空軍の兵が陸軍の戦功章を付けているかというと、1942年までこの歩兵突撃章に相当する戦功章が存在しなかったからだと思われます。1942年3月31日以降には空軍地上戦闘徽章という空軍独自の戦功章が制定されています。
この人は付けていませんが白兵戦章も空軍独自のものが制定されるまでは陸軍のが授章されました。
以上、素人のいい加減な考証でした。
あくまで推測ですので「ここがちがうねチミィ…こうだよチミィ…まだまだだね」みたいなツッコミはお控えくださるとうれしいです。
次回もおそらく降下猟兵編です。
第17回目となる今回のテーマは「降下猟兵」です。
(この記事は素人のいい加減な考証によるもので資料的価値はまったくありません)
まずはこちらの一枚から
ドイツ空軍降下猟兵のOberGefreiter(伍長勤務上等兵)ですな
空軍の階級は襟のガル(かもめ)が多いほど偉くなります。
まずは首周りから見ていきましょう。
襟にチェックのスカーフを巻いてますね。
礼装などネクタイを着用する際は、もちろんフリーガーブルゼ(空軍の基本の勤務・野戦服)の下にシャツを着用することが義務(礼装時は白、そのほかはライトブルー)とされていましたが、戦闘時には下に下着のみということもありました。その際に首がウールでチクチクしないように、防寒のため、またはオシャレのためにスカーフを巻く例がありました。写真のチェック柄のほかに白布、水玉模様、パラシュート生地を使ったものなどいろいろ存在します。ドイツ人ってやっぱオシャレなんすねぇ~
そして二級鉄十字章リボン。これは規定だと第二ボタンホールに通すことになってますが、フリーガーブルゼは隠しボタンとなっているため本来第二ボタンホールが存在するであろう位置に角を折り込んで縫い付けてあります。二級戦功十字章リボンや東部戦線従軍章リボンなどそのほかのリボンも付け方は同じです。
次は頭です。
M43規格帽をかぶってますね。これはそれまでに支給されていた略帽に代わって1943年から支給されるようになったものです。空軍はこの二つボタンのタイプのほかに、一つボタンのタイプも存在します。このボタンはおそらく金属製でしょう。
最後に左胸を見ましょう。
リボンバーを付けてます。これは東部戦線従軍章リボンですね。これは1941年から1942年にかけての冬期戦に参加したドイツ及び枢軸軍将兵及び民間人に与えられた勲章です。詳しく書くとこれだけで本が一冊書ける量なので割愛します。お兄さん許して 指が壊れちゃうわ♨
このリボンはボタンホールに付けることが多いのですがこの例のようにリボンバーとして左胸に付けることもありました。位置としてはM36野戦服等の4つポケットの左上のポケットの蓋の上と同じ場所です。
そして左のワシが急降下しているデザインの徽章が空軍降下章です。この徽章は、降下訓練終了後に授与されたが、1944年5/2には、1回の降下作戦に参加した場合にも授与されるようになります。降下猟兵の必須アイテムですね。
中心ちょっと下についているのが戦傷章、おそらく黒章でしょう。1939年章であるとおもわれます。戦傷章に関しても長くなるので割愛します。
そして右のが歩兵突撃章、これは陸軍の戦功章です。この戦功章の授章対象者は、自動車化されていない歩兵部隊、もしくは山岳猟兵部隊に所属し、軽歩兵兵器を使用して戦闘に参加した者のなかで条件を満たした者に授章されました。条件は割愛です。
なぜ空軍の兵が陸軍の戦功章を付けているかというと、1942年までこの歩兵突撃章に相当する戦功章が存在しなかったからだと思われます。1942年3月31日以降には空軍地上戦闘徽章という空軍独自の戦功章が制定されています。
この人は付けていませんが白兵戦章も空軍独自のものが制定されるまでは陸軍のが授章されました。
以上、素人のいい加減な考証でした。
あくまで推測ですので「ここがちがうねチミィ…こうだよチミィ…まだまだだね」みたいなツッコミはお控えくださるとうれしいです。
次回もおそらく降下猟兵編です。
COMMENT
申し訳ないが開催回数の詐称はNGだって、これ一番言われてるから
Posted by パンナコッタ at 2014年02月06日 01:03
許してヒヤシンス
Posted by キルロイ at 2014年02月06日 01:21